Mixed-Signal Devices(MSD)


Mixed Signal Devices(MSD)社は、米国カリフォルニア州アーバインに本社を置く、高精度タイミング技術とRF・レーダー技術を手掛けるファブレス半導体メーカーです。
独自のオールデジタルCMOS技術を採用し、最大2GHzの高速動作と20フェムト秒以下(1フェムト秒 = 1秒の1,000兆分の1)の超低ジッターを実現。AIサーバーやデータセンター、5G通信など、高速・大容量化するシステムに必要な正確なクロック(タイミング)制御を提供しています。
また、電圧や温度の変化に強く、-40~+105℃ の幅広い温度範囲で安定して動作。プログラマブルで柔軟性が高く、AIインフラ、5G・通信、自動車・ADAS、光通信、レーダー、ロボティクスなど幅広い分野に対応しています。
「高速・低ジッター・高安定性」を強みとし、次世代のAI・通信・センシングシステムを支える半導体技術を提供する企業です。



【Mixed Signal Devices(MSD)社製品・技術紹介】

Mixed Signal Devices(MSD)社は、高速・高精度なタイミング技術を中心に、クロック、発振器、RFシンセサイザー、レーダーまで幅広い製品を展開しています。製品は100MHz未満から最大42GHzまでの周波数帯をカバーし、AIインフラ、5G通信、データセンター、自動車、レーダー、計測機器などに対応しています。

1. 高精度タイミング・発振器
MSDの中核となるのが、オールデジタルCMOSベースのタイミング技術「Virtual Crystal™」です。デジタルシンセシス技術により、最大2.2GHz、15~40fsクラスの超低ジッターを実現しています。
高精度なクロック信号を提供し、AIサーバー、データセンター、ネットワーク機器、光通信、5G基地局などに活用できます。

2. クロック・ツリー・マネジメント
複数の機器や回路へクロック信号を安定して供給する、クロック生成・分配・同期技術を展開しています。
最大2.5GHzのクロック生成・分配に対応し、7~28fsクラスの低付加ジッターを実現。高速通信機器、データセンター、光通信などの高精度なタイミング同期に適しています。

3. RFシンセサイザー
675MHz~22GHzの広帯域な周波数生成に対応する、高性能RFシンセサイザー技術を提供しています。
最小22fsクラスの低ジッターと外部リファレンスによる高精度同期に対応し、通信機器、計測機器、レーダー、無線通信、RF試験・測定などに活用できます。

4. FMCWレーダー技術
MSDは、デジタルFMCWレーダー向けRFIC技術にも取り組んでいます。
高直線性のデジタルチャープ生成により、L~Kaバンドまで幅広く対応。高精度な距離・速度・位置検出を可能にし、自動車・ADAS、UAV、産業用センシング、5G/6G、MIMO、セキュリティ・監視などへの応用が期待されています。

5. ロボティクスへの応用
FMCWレーダー技術は、ロボットの周辺環境認識・センシングにも応用できます。
CPU、GPU、MCU、FPGAなどと連携し、カメラやLiDARを補完することで、対象物の検知、距離・速度の把握、周辺環境の認識を実現します。
自律移動ロボット、産業用ロボット、サービスロボット、UAVなどの高度なセンシングシステムへの活用が期待されています。



【Mixed Signal Devices(MSD)社 公式サイト】https://mixed-signal.com/